データベースに直接アクセスして個人マスタの同期、入出データ/出入データの統合を行う場合の運用手順例
複数のパソコンで入出を行う場合、個人マスタの同期や入出データ/出入データの統合はデータベースに直接アクセスして行うことができます。データベースに直接アクセスするには、製品タイプ Plus とLAN環境(有線、Wi-Fi)が必要です。
本例は、1台のパソコンをデータ管理用(以下、管理用PC)として個人マスタの登録や入出データ/出入データの統合を行い、2台のパソコンを受け付け用(以下、受付用PC)として受付処理を行う運用の場合の同期/統合の手順例です。
※本例では、管理用PCのみで作業を行います。 ※本例では、管理用PCに製品タイプ Plus がインストールされている必要があります。 ※本例では、受付用PCに製品タイプ Lite、Standard、Pro の何れかがインストールされている必要があります。(製品タイプ Plus には受付機能がありません)
※本例は一例です。お客様の運用に合わせて処理を行ってください。
- 【関連ページ】
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対象ソフトウェア製品
- 入退室マネージャー11
- 外出表示マネージャー11
- 出退表示マネージャー11
- 在室表示マネージャー11
- 出欠マネージャー11
- 出席マネージャー11
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手順例
個人マスタは、管理用PCのデータで受付用PCのデータを更新して同期します。入出データは、対象データを受付用PCから管理用PCに追加して統合します。
各パソコンは以下の名称で表記しています。
- 受付PC-A (受付用PC 1台目 / 製品タイプ Lite、Standard、Pro)
- 受付PC-B (受付用PC 2台目 / 製品タイプ Lite、Standard、Pro)
- 管理PC-C (管理用PC / 製品タイプ Plus)
※以下は入退室マネージャー11 の場合の手順例です。他の製品も同様に行えます。 ※外出表示マネージャー11 の場合は入出データを出入データと、入出管理DBを出入管理DBと読み換えてください。
- 【注意事項】
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- 個人マスタの同期、入出データ/出入データの統合を行うとデータが追加・更新されます。各データは元に戻すことができませんので、同期や統合の前に個人マスタや入出データ/出入データが登録されている対象の入出管理DB/出入管理DBをバックアップしておくことを推奨します。
- 【同期手順】
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個人マスタの同期手順
管理PC-C で、受付PC-A と 受付PC-B の入出管理DBに直接アクセスして、管理PC-C の個人マスタのデータを各受付PCにエクスポートして同期します。
- 管理PC-C のシステム環境が自システム(入退室マネージャー11 Plus)であるかを確認します。他システムに設定されている場合は自システムに設定します。
ホームメニュー - 同期したい入出管理DBを選択して個人マスタ(管理モード)画面を開きます。
データ管理メニュー - 検索条件画面に検索条件が指定されている場合は全ての条件値を空白にし(②)、条件を指定せずに検索を実行して全ての個人マスタのデータを表示します。
(a)個人マスタ(管理モード)画面 (b)条件指定画面 - データのエクスポート(他システム環境の入出管理DBへ)画面を開きます。
(a)個人マスタ(管理モード)画面 (b)エクスポートの選択画面 - 表示されている個人マスタのデータを 受付PC-A にエクスポートします。
※システム環境(②)は 受付PC-A のシステム環境を選択します。
※入出管理DB(④)は 2 で選択している入出管理DBと同名のものを選択します。
※重複データのエクスポート方法は「既存データに上書きする」(⑤)を選択します。同一の個人IDのデータが 管理PC-C のデータの内容で上書き更新されます。追加されたデータは追加登録されます。
(a)データのエクスポート画面 (b)システム環境の選択画面 (c)データのエクスポート画面 - 受付PC-B に対して 5 と同様の処理を行い、表示されている個人マスタのデータを 受付PC-B の個人マスタにエクスポートします。
- これで 管理PC-C、受付PC-A、受付PC-B の各PCの個人マスタが同一のデータで同期されました。
- 管理PC-C のシステム環境が自システム(入退室マネージャー11 Plus)であるかを確認します。他システムに設定されている場合は自システムに設定します。
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入出データの統合手順
管理PC-C で、受付PC-A と 受付PC-B の入出管理DBに直接アクセスして、管理PC-C に各受付PCの入出データをインポートして統合します。
- 管理PC-C のシステム環境が自システム(入退室マネージャー11 Plus)であるかを確認します。他システムに設定されている場合は自システムに設定します。
ホームメニュー - 統合したい入出管理DBを選択して入出データ画面を開きます。
データ管理メニュー - データのインポート(他システム環境の入出管理DBから)画面を開きます。
(a)入出データ画面 (b)インポートの選択画面 - 受付PC-A の入出データを 管理PC-C にインポートします。対象データ条件、重複データの取込方法は運用に合わせて指定します。
※システム環境(②)は 受付PC-A のシステム環境を選択します。
※入出管理DB(④)は 1 で選択している入出管理DBと同名のものを選択します。
- 【対象データ条件(⑤)】
- 個人ID、日付が範囲指定できます。全ての入出データを対象にする場合は、条件を全て空白にします。
- 【重複データの取込方法(⑥)】
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- 「既存データに上書きする」の場合
- 同一日時かつ同一個人のデータは上書き更新されます。追加されたデータは追加登録されます。
- 「既存データに上書きしない」の場合
- 追加されたデータが追加登録されます。同一日時かつ同一個人のデータは上書き更新されません。
(a)データのインポート画面 (b)システム環境の選択画面 (c)データのインポート画面 - 受付PC-B に対して 4 と同様の処理を行い、受付PC-B の入出データを 管理PC-C にインポートします。
- これで 管理PC-C の入出データに、受付PC-A と 受付PC-B の入出データが統合されました。
- 管理PC-C のシステム環境が自システム(入退室マネージャー11 Plus)であるかを確認します。他システムに設定されている場合は自システムに設定します。